疲れる夢

平屋のアパート？集合型モーテルと言うべきか。
とにかく平屋でそれなりの部屋数と広さがある建物。
生活感がある。


そこで行われるのは、とある「殺人ゲーム」。

集められたのは数人の男女。

集められた人間に与えられるのは2つの役割。すなわち、「殺す役」と「殺される役」だ。

「殺す役」に選ばれた人間は、誰が「殺される役」かを知っている。
「殺される役」に選ばれた人間には何も知らされない。

そして、どちらの役も集められた数人の中から一人しか選ばれない。

気がつくと私はその中にいた。
そして・・・どうやら「殺される役」だったらしい。殺しに来たのは年の頃25～6の女性だろうか。顔立ちは欧米人のようだった。

必死に逃げる。殺されたくはなかった。家の中を引っかき回し、使えるものを使い、死にものぐるいで逃げた。

私が狙われたことで、他の人たちは一部屋にこもり、それぞれ武器になりそうなものを手に寄り添って身を守っていた。

建物から出ることは許されない。そう決められているからだ。



最後はベッドルームに追い詰められた。

熱く、赤熱した「何か」を手に彼女はこちらに詰め寄る。

ベッドの上の私には、もはや執るべき手段は何もない。



ここでシーンが切り替わる。


けたたましく空気を打つ音と共に現れる軍用ヘリ。
そこから降りてくる特殊部隊。

彼らはドアを蹴破り、次々と建物の中に突入してくる。



「役割を与えられなかった人々」はすぐに確保された。数丁のアサルトライフルが彼らに狙いを付け、動くなと強く警告している。


ライトでてらされる建物。

突入してきた特殊部隊。

周りを取り囲まれ、まるで逃げる隙間もなくなったその建物と、相変わらずバタバタと轟音を上げるヘリを俯瞰で映し、自分自身がその後どうなったのかわからないまま、唐突に夢は終わりを告げた。



なんだろうね、この夢。
私はちょくちょく、こういう場面転換や構図に凝った映画のような夢を見ます。


しかし怖かった。